【術後日記 22 】 SUBシステムと転院先をじっくり調べた数日間
こんばんは、ちゅるです✨
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7月3日のメンテナンス洗浄までにいろいろと調べていく中で、転院先にしたいと思える病院に出会えたかも、とピンとくるものがあった。
転院先はどんな先生で、相性が合うかは行ってみないとわからない。
が、条件としては
・SUBシステムの手術実績があるところ
・家から近い
この2つだ。
どれだけ名医と言われていても、この手術を行なっていないところではこれからのにゃちゅの洗浄メンテナンスをしてもらえないので転院する意味がない。
また、かかりつけ医はタクシーで往復2000円もかからないが、手術した病院は往復1万円は超える。
手術となると技術や腕に違いが出てくるが、洗浄メンテナンスは難しい技術はいらないので誰がやってもそれほど大差ない。
どうせ誰がしても同じなら、往復1万円かけて信用できない病院にしてもらうより、近場でできる病院でしてもらう方が交通費分の負担が少ない。
お金ももちろん大事なことだが大前提の転院理由は、お金よりなにより信用できない病院ににゃちゅを任せたくないというのが根底にある。
なので、どうせ転院するならお金の負担も軽減したいな、と言う考えだ。
そんな中、探し続けてピンときた病院。
今年の春に分業オープンした病院だった。
医院長のプロフィール的なものを見ると、10年ほど前にも病院を1から開業した経験があったが病気を患い引退した、とのこと。
大病を克服し何がしたいか考えたとき、また動物を助けたい、と思い、意を決して病気予防クリニックを開院したとのこと。
その業務内容を、もともとあるクリニックは予防に特化したクリニックへ、そしてこの春分業開院した病院を診察や治療など治療を行うことに特化したものにした、とのことだ。
立地も徒歩で30分ほどの場所で、にゃちゅを連れてならタクシーになるが好立地だ。
一応、SUBシステムも対応可能とは記載があったが、問い合わせフォームがあったのでメールを送ることにした。
SUBシステムの手術をしたこと、
その後から頻尿血尿軟便に悩まされていること、
転院を考えていて再手術前か後かタイミングを悩んでいること、
治療の引き継ぎとなるのでそもそも転院するかも悩んではいることなど、
あの当時は藁にもすがる思いで「うちの猫を助けて下さい」とメールを作成して送ったのを覚えている。
返事は明日以降になるだろうな、と思っていたら、その日の夜には返事がきた。
とても丁寧親切な返信で、どこまでお手伝いができるかわからないが一度診察させていただければ、との返事だった。
断られるかもと思ったりもしていた中、診察してもらえる内容だったので、神様は見てくれている、と思った。
ただ、今、かかりつけ医で検尿結果待ちというタイミングと7月3日には洗浄の予約をしているので、これ以上洗浄の延期はよくないため、それらの様子を見てということになった。
管の先端を切れば治るとの実例報告が多いとは聞いているが、こんなにひどい頻尿血尿なのに本当に先端を切ることで治るのだろうか、との不安もあり、
言い過ぎかもしれないが、その転院先候補の医院長とのメールのやりとりは絶望の中での一筋の光に見えて、にゃちゅを助けてくれる人はこの人だ!と思えた。
他に、SUBシステムについても調べてわかったことがある。
SUBシステムの最新版はバージョン3だということ。
バージョン1では腎臓側のみ先端がくるりんとなっており膀胱側は真っ直ぐだったのが
バージョン2では腎臓側と膀胱側の両方とも先端がくるりんとなっている。
そして最新版のバージョン3は、またバージョン1のように膀胱側の先端は真っ直ぐに戻っているのだ。
にゃちゅの体に入っているのがバージョン2であることはレントゲンを見てわかっていたし「先端を切れば治る」との言葉から、聞かなくてもわかった。
バージョン1で膀胱側が真っ直ぐだったのがバージョン2でくるりんとなった理由は調べてわかった。
真っ直ぐだと抜けやすいため、くるりんとして抜けにくくしているのだ。
抜けてしまうと大変だ、体内に尿が漏れ出ることになる。
今まで抜けてしまったという不具合の報告が多かったのが、バージョン1からバージョン2になってからはその報告数はぐっと減ったようだ。
が、それに反して頻尿血尿の不具合報告数が上がってきたという。
バージョン3はここ1.2年で開発されたもののようで、日本で導入しているところもまだ少なく、ほとんどの病院がバージョン2を使用していることもわかった。
なので、バージョン3はまだまだ最近すぎて歴史が浅く、なぜバージョン3ではまた膀胱側の先端が真っ直ぐに戻ったのかなどの詳しいことはわからなかった。
単純に考えられるのは、バージョン1での報告数が少なかった頻尿の報告数がバージョン2になった途端に増えたので、
おそらく頻尿対策で元に戻ったのだろうなと思うが。
とにかく、長い歴史の中でもSUBシステムはここ10年ほどで開発された歴史の浅いもので、その上、最新版はこの1.2年ともっと歴史が浅く、記事の件数が少ないのだ。
それでも、だんだんとこうして背景もわかりはじめた。
物事何でも初めの方は試行錯誤の連続で、今にゃちゅが行ったSUBシステム手術はその試行錯誤の真っ只中で、にゃちゅはその試行錯誤の期間にこの病気になりこの手術をしたんだな、とも理解できた。
尿検査待ちではあるが、99.9%の確率で、くるりんとなった管の先端がにゃちゅを苦しめていることも確定し、いよいよ再手術の覚悟をしないといけないと思った。
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にゃちゅの仔猫時代です🐱
うちにきた当日。
こんなに小さかったのが、よく立派に大きくなったもんだ😊✨
お読みいただきありがとうございます✨